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 紹介コーナー > 落款と梵字

「はんこ庵」庵主 橋本 賢能
文字にこだわる「書」と「刻書」の達人、「梵字」を書く

私は以前から、年賀状や暑中見舞いのはがきに「落款」を押したいと思っていました。そこで、京成金町駅前にある「はんこ庵」の橋本賢能さんを訪ねました。はんこ庵は前に印鑑を作ってもらったり、ホームページでも紹介させていただいたお店です。そこで橋本さんに久しぶりにいろいろなお話を伺いました。

1.落款(らっかん)

橋本さんは、雅号である「橋本賢能」を作品に使うことで、本名の自分とは違った自分になれると言っていました。そう言えば、友人は詩吟の雅号を持ち、妹は書道の雅号を持っています。落款は本来、雅号で創るものらしい・・・と話を聞いて、この時ばかりは雅号を持つ人を少しうらやましく思いました。

そして、橋本さんが私の名前の文字を取って「美」と「よ」の一文字落款を作ってくださることになり、出来上がったのがこれです。(右図)

落款は書や画が完成したとき作者が署名・捺印の意味で仕上げに押すものです。

橋本さんは「この落款を押すに相応しいと思った人に心を込めて彫るのだ」と言ってこの落款を彫ってくださいました。それは、相応しい人になりなさいという意味と感じ、身の引き締まる思いでした。

どんなものにこの落款を押そうか、はがき、名刺、書類、・・・橋本さんをアッと言わせるような使い道を思案中です。

2.「書」を極める!

橋本さんは、謡曲、書道、篆刻を極めた方で、近くの病院には橋本さんの作品が展示されています。昨年はカルチャー教室で篆刻を教え、今度は柴又帝釈天で個展を開くのが夢と話してくれました。

そして、3年前から都立の定時制高校に通い今では3年生です。このように、何事にも前向きで謙虚な姿は本当に素晴らしいと尊敬しています。

今は身長より長い大きな筆で、龍の画を書いていると嬉しそうに話してくれました。近々、小学校で生徒たちの前でこの筆で書くということで、お店の床に新聞紙を敷いて練習しているそうです。

3.梵字(ぼんじ)

お店に飾ってある橋本さんの作品、「梵字」の書と刻書をご紹介します。

右の写真の中央にある縦長の半紙に朱色で書かれたものは梵字の書です。
その左右にある黒と朱の文字は刻書です。この刻書は、発泡スチロールで文字を彫り、色を塗っています。

梵字というのは古代サンスクリット語の基礎になっているインドの文字で、神仏菩薩を表しています。 その中で、生まれた年(干支)によって決まる守護尊を表したものを守護梵字と言うそうです。


左の写真は、発泡スチロールで刻書して上から色付けした作品を、額に入れたものです。

これは、干支が未(ひつじ)・申(さる)生まれの守護菩薩である「大日如来」を表した梵字なのだろうと思います。

なんだかこれを飾っているだけで、縁起が良く、趣があり、素敵な装飾品になっていると思いました。


昼間お店に行くと、このような作品を見せてもらったり、話を聞くことができます。
また、気に入ったものがあれば購入することもできます。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。


私のホームページでは、この他にも橋本さんを紹介したページがあるので、ぜひご覧ください。

  ●文字にこだわるパソコンおじさん 「はんこ庵」庵主 橋本賢能
  ●下町の小さな展覧会「三人展」で橋本さんの篆刻作品をご覧ください。



東京印章センターの地図 18年間営業してきた「はんこ庵」は、2017年8月26日をもちまして閉店いたしました。業務は、息子さんたちが経営している「東京印章センター」に引き継がれ、橋本さんの作ったオリジナル書体の印鑑も作成できます。

有限会社 東京印章センター 
葛飾区柴又3-3-6 TEL 03-3600-8139

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