私がはじめてパソコンと出会ったのが1981年の秋、「SORD−PIPS」という簡易言語でした。当時私は「インストラクター」という仕事に憧れ、「BASICインストラクター募集」の新聞広告を見て、BASICが何かも知らず面接に行きました。
話してみると「BASIC」は無理だけど、これならできると勧められたのが、「SORD−PIPS」でした。まだパソコンが8ビットの時代で、画面に現れる文字は「英語」と「数字」と半角「カタカナ」のみ。ソフトのメッセージやコマンドも英語でした。
パソコンも簡易言語もよく分からないまま、1ヶ月間、講習会のアシスタントをしながら勉強し、1ヶ月後には50人もの講習会(3日間)の講師を務めたのです。人前で話した経験もなく大変なプレッシャーでした。
でも、この仕事をやり遂げたことにより、大きな充実感と自信を得ることができました。そして、「パソコンのインストラクターが自分に合っている!」と実感しました。
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