もう30年以上も前になりますが、知人の方から亡くなる前の「仲良し時間」の話を聞いたことがあります。
病気で亡くなる前に、病状が落ち着いて話ができる状態になることがあり、その時に、シスターが病室に入り、その人の話を聞くというのです。今まで生きてきて誰にも話すことができなかったこと、懺悔など、そうした話をして安らかに旅立つというのです。
母を介護するなかで経験した様々な介護の知識をご紹介します。
もう30年以上も前になりますが、知人の方から亡くなる前の「仲良し時間」の話を聞いたことがあります。
病気で亡くなる前に、病状が落ち着いて話ができる状態になることがあり、その時に、シスターが病室に入り、その人の話を聞くというのです。今まで生きてきて誰にも話すことができなかったこと、懺悔など、そうした話をして安らかに旅立つというのです。
母が尿路感染症で高熱を出し入院した時、いろいろ相談にのってくれたのが「相談員」の看護師さんでした。入院中に起こる様々な問題を患者や家族と一緒になって考え、解決のための援助を行う医療ソーシャルワーカーの方でした。
医師は病気を見ているので、検査結果を見て急に退院だとか、退院延期だとか言います。
母は寝たきりの状態になり、自宅介護を始めましたが1週間で高熱を出し入院するなど、とても自宅で介護できる状態ではありませんでした。入院しても抗生剤を投与すると安定し、止めるとまた熱を出すという状態が続きました。
そんなある日、急に「明日退院です。」と言われ大変驚きました。
退院後、行くところがなく、愕然としました。
母が救急搬送され総合病院に入院した際、病院から「限度額適用認定証」の交付を受けるよう言われました。入院など医療費が高額になる場合、事前に「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関に提出すれば、窓口での支払いが一定額まで抑えられると言います。
私は、早速翌日 区役所に申請に行き、交付された「限度額適用認定証」を病院に持っていきました。
寝たきりになった母を自宅に引き取り在宅介護をはじめましたが、6日目に尿路感染症で高熱を出し、JRの隣駅前にある総合病院に救急搬送されました。
尿路感染症とは、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に細菌やウィルスが侵入し炎症を起こす病気で、寝たきりの高齢者が発熱を起こす原因のひとつとして、多くみられるそうです。
寝たきりなので排泄後オムツ交換まで時間がかかるため発症しやすいのだと思います。
母は1ヶ月間入院していたため歩行、食事、排泄が自分でできなくなり、介助が必要な状態になってしまいました。退院してもすぐに家で受け入れることはできないので、3月29日(水)、系列のリハビリテーション病院に転院しました。
日常生活ができるよう機能回復のための入院で、理学療法士さんなど専門スタッフが付いてリハビリしてくれるので安心していました。
ところが、お見舞いに行くと車イスに座っているのですが、いつも眠そうで、眠っている時もあります。昼食の時間に合わせて、食事の介助に行くのですが、眠そうであまり食べません。
足立区の救急病院に、母は1ヶ月ほど入院しました。
帯状疱疹薬の副作用で意識障害になり救急搬送され、3日間集中治療室で治療していただき、一般病室に移ることができましたが、同時に「尿路感染症」を発症しており入院が長引いてしまいました。
入院した病院が急性期病院なので、2週間ほどしたら転院しなければならないと最初に言われていました。
2月24日(金)、母は、帯状疱疹薬の副作用で意識障害を起こしてしまいました。
服用を始めた次の日には、いつもよりよくしゃべるのですが呂律が回らない、 足元がおぼつかないという状態になりました。
脳梗塞かと思い救急車を呼び、搬送された救急病院でMRI等検査を行いましたが脳には異常なく、家に帰ることになりました。