第4回 ウィルス対策
(ウィルス対策ソフトのご紹介と使用方法)


目  次:  1.ウィルス対策ソフトのご紹介
2.ウィルスパターン・ファイルの更新
3.ウィルス検索の実行
4.ウィルス感染を防ぐために

1.ウィルス対策ソフトのご紹介
  「Love Letter」ウィルスなるコンピュータウィルスが世界各地で発生し話題になりました。さらに悪質な「VBS_NEWLOVE.A」ウィルスが発生・・・というように新しいウィルスが続々と発生しているのです。
ウィルスとは、インターネット(メール等)経由でコンピュータに入り込み、密かに感染してシステムの破壊活動を行なうプログラムのことです。

ウィルス対策ソフトをコンピュータにインストールしておくと、コンピュータにウィルスが入り込むことを防止したり、入り込んだウィルスを発見・駆除することができるのです。インターネットを頻繁に使用する方はウィルスソフトを使用することをお勧めします。

そこで、よく使われているウィルス対策ソフトとそのメーカーのホームページアドレスをご紹介します。

  ◆ウィルスバスター (トレンド・マイクロ) http://www.trendmicro.co.jp/
  ◆アンチウィルス  (シマンテック) http://www.symantec.com/region/jp/
  ◆ウィルススキャン (ソースネクスト) http://www.sourcenext.co.jp/

今回は、その中の「ウィルスバスター」を例にとり、ウィルス対策ソフトの使用方法をご説明します。

2.ウィルスパターン・ファイルの更新
  ウィルスバスターでは、ウィルスパターン・ファイル(ウィルス識別情報のデータベース)によりウィルスの感染を識別しています。
日々新しいウィルスが発生しているので、パターンファイルは頻繁に更新されています。したがって、新しいウィルスが発生した場合は、最新のパターン・ファイルとプログラムにアップデート(更新)する必要があります。

アップデートはインターネット経由で行なうことができ、その手段としては、実行するタイミングを指定する「自動アップデート」といつでも実行できる「手動アップデート」があります。ここでは、手動アップデートについて説明します。

手動アップデート

ウィルスバスターを起動し、「アップデート」→「手動アップデート」を選択します。
ここで、「インターネット」を選択すると、プログラムおよびウィルスパターン・ファイルをダウンロードし、アップデートすることができます。

   手動アップデート

なお、ウィルスパターンとプログラムのダウンロードサービスは、ウィルスバスターのユーザー登録が必要です。また、ユーザーサポート期間は登録後1年間となっているので、それ以後使い続けるにはサポートの更新が必要です。

3.ウィルス検索の実行
  パターン・ファイルのアップデートが終わったら、ウィルス検索を行ないます。
ウィルスバスターでは、随時手動で行なう「手動検索」と曜日や時間を指定して定期的に自動実行する「検索予約」があります。どちらかの方法で定期的にウィルス検索を行なってください。

手動検索

ウィルスバスターを起動し、「検索」→「手動検索」を選択します。 ここで、検索する装置を選択(クリック)し、「検索開始」ボタンを押すとウィルス検索が始まります。

   手動検索

これで、ウィルスが発見されなければOKです。ウィルスが発見された場合は、指示に従い駆除してください。

予約検索

ウィルスバスターを起動し、「設定」→「予約検索」を選択します。

   予約検索

  @ 検索周期(毎日、週1回、月1回)と時間の設定
  A 必要に応じ、曜日と日付の設定
  B [検索ドライブの指定]ボタンをクリックし、検索ドライブを指定
  C [更新]ボタンをクリック


4.ウィルス感染を防ぐために
  ウィルスの感染を防ぐため、次のことに注意してください。

  @ 出所が不明なプログラムは使用しない。
  A 出所が不明なフロッピーディスクは必ずウィルス検索を行なう。
  B 差出人が不明など不信なメールや添付書類は開かず削除する。
  C 使っているコンピュータは、定期的にウィルス検索を行なう。

なお、メールを削除しても、「削除済みアイテム」に残っている場合があります。「削除済みアイテム」からも削除しておくか、「終了時に[削除済みアイテム]からメッセージを削除する」設定にしておきましょう。





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