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 「金風吹き抜ける街」
40年間の金融業界を去る著者会心の一冊!

この本は、著者である室井忠道さんが上京しアルバイトしながら大学に通い、プロモーターの仕事を始め、いつしか金融業者となって過ごした約40年間の日々をつづった長編小説です。昭和37年〜平成10年頃までの間の物語で、昭和の時代が色濃く感じられる作品です。

そこには、夢に向かって突っ走る若者と莫大な財産を相続しながら無一文になっていく友人との様々な出来事を中心に、そこに関わる人々の複雑で壮絶な人生ドラマがたくさん描かれていています。思わずどんどん読み進んでいきました。

信念を持って自分の夢を実現していく主人公の逞しさ、何があっても崩れることのない友情の素晴らしさ、人間の弱さ、そして到底想像しえないお金にまつわる出来事の数々、読みながらも人として何が大切で、どう生きるべきかを自ずと認識させられたような気がしました。また、心熱くなる友情の場面もあり、とても面白かったです。

室井さんは、40年間携わってきた金融の仕事にピリオドを打ち、これからはその経験から得た多くのことを伝えていってくださることと期待しています。


金融業界で40年間を過ごし、お金の大切さと怖さを知り尽くした著者ならではの視点から、こんな著書があります。

   『金と共に去りぬ』 映像舎
   『借金中毒列島』 岩波アクティブ新書
   『おかね教育』 晶文社
   紙芝居『にっぽんおかねばなし』 株式会社ケースワーク
   『天使のメッセージ』 オンブック
   『金が人と街を駆け抜けた』 株式会社現代書館
   『金を追う者 追われる者』 株式会社オンブック




金風吹き抜ける街
「金風吹き抜ける街」 の目次

 橘誠一と三人の先輩
 シー坊と素子とキッコちゃん
 ムショ帰りの男
 呼び屋スタートそしてシー坊現る
 スタン・ゲッツ初来日とミス三越と取立人
 金融の世界とシー坊の死
 勤労所得者は大変ね
 山高グループの東京進出
 政治がらみの二千万
 詐欺師 中川太一
 素子の家出
 懐かしい出会い
 牧村の再婚と青春時代
 享子との別れと本性を現した谷
 牧村から全てを奪った谷と会う
 寒山の絵
 牧村の闘い
 さらば先輩

 著 者: 室井忠道
 発 行: 株式会社オンブック
 定 価: 2000円+税

「あとがき」より抜粋

 この四十年のうちの前半は、人々が生き生きと目を輝かせて希望を持って生きてきた気がします。残りの二十年は高度経済成長の終わりと、バブルの始まりという、今の中国とよく似ていて、努力して成功する者もいる半面、特別な能力を持っていなくても、たいした努力をしない者までも、真の儲けとは言えない金ですが、手元を洪水のように流れて行ったことは確かです。

 特に最後の十年はバブル崩壊後、初のデフレ現象や相次ぐリストラの中で、大半の国民が苦しい闘いをしてきた歳月でありました。

 グローバル経済の中、日本はますます厳しい経済状況に直面していくことは間違いありません。

 高齢者は、自分たちは年金でも貰って静かに暮らしていければいいので、経済の浮き沈みには関係ないなどと、のん気なことを考えてはなりません。厳しい就職戦線の中で毎日を頑張っている若者に未来を託しているのです。いつも現役という気持ちを失わず、共に智恵を絞って努力していきたいものです。

 もちろん政府にはしっかりと国民を守り育てる舵取りを切望しますが、一方でひとりひとりが自分と自分の愛する者は、自己の力で守るという強い精神とパワーを持つべきでしょう。

 私と同時代を生きた人達は、愛や勇気というものが、社会の隅々まで行き届いていた時代に青春をすごし、男らしさ、女らしさという不変の思いを大切にする仲間と、出会うことができたはずです。

 この本に出てくる先輩・知人・友人・女性達はもちろんのこと、本当にいい時代に、良い仲間と会えたことを心から感謝しております。



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