第2回 外部SEO
(検索エンジンに評価されるサイト作り)


目  次:  1.検索エンジンの評価基準
2.リンクの種類
3.良質なサイト作りの工夫

1.検索エンジンの評価基準
  検索サイトはどんなページを検索結果の上位に表示するのでしょうか。グーグルは、「役に立つ」「良質」なページを上位に表示します。検索結果に「役に立つ」「良質」なページが表示されれば、検索ユーザーは喜びます。そして、役に立つ検索サイトだと評価してくれるからです。

また、オリジナルの文章であることも重要です。いくら良質なページでも他サイトからコピーしたページでは、検索エンジンは見抜いてしまいます。あくまで自社で作成したオリジナル文章で、良質なページを作成してください。

それでは、どんなページを良質なページだと考えるのでしょうか。グーグルは他サイトからたくさんのリンクが張られている、被リンクの多いサイトを良いサイトと考えています。支持の多いサイトと考えています。

検索ロボットは、被リンクを辿って巡回します。被リンクが多ければそれだけ多くの回数巡回するので、より多くの情報が蓄積され、良いサイトと評価されます。

このように、外部からのリンクを増やすための施策が「外部SEO」です。では、被リンクにはどんな種類があるのでしょうか。

2.リンクの種類
  被リンクには、”このサイトは役に立つ”と自然に張られた「ナチュラルリンク(自然リンク)」と、自作自演や有料リンクを使った「不自然なリンク」があります。

グーグルは、ナチュラルリンクは役に立つページとして評価し、不自然リンクはペナルティとして検索結果の順位を下げてしまいます。

以前、ホームページを上位表示させるため、「相互リンク」や「有料リンク」が流行りました。また、リンクを張るだけの目的のためにブログ利用するサイトもありました。今ではそのようなリンクは、逆に表示順位を下げる原因になってしまいます。検索エンジンは日々状況を見て評価方法を変更しています。不自然なリンクは止めましょう。

しかしながら、関連業種サイトや所属団体サイトに登録しリンクを増やすことは有効だと思います。業種サイトや大手サイトなど信用のあるサイトからのリンクは信用のあるサイトと見なされます。また、見込み客の目に触れ、自社ページに誘導する効果もあるので、自社にとって有効なサイトへの登録を検討しましょう。

例: 業界紹介サイト、商工会議所ポータルサイト、地区商店街サイト、など

3.良質なサイト作りの工夫
  外部SEOで最も重要なことは良質なサイト作りです。良質なサイトとは、「ユーザーにとって役に立つサイト」です。役立つサイトならアクセスも増え、リンクを張ってくれることもあるでしょう。それでは、具体的にどんな情報が掲載されているサイトが役立つサイトなのか考えてみましょう。

●ユーザーにとって役立つ知識やノウハウ
自社のターゲットとなるユーザーがどんな情報を必要としているか考えてみてください。どんなことで困っているのか、どんな情報を喜んでくれるか想像してください。それに応える情報、悩みを解決する情報を掲載すれば良いのです。

食品会社なら、自社商品を使った「レシピ」や「保存方法」なども役に立つでしょう。歯医者さんなら、虫歯を防ぐ方法、歯ブラシの選び方、歯の磨き方など、自社の専門知識を活かした情報を掲載することを検討してください。
<一口コラム>

私はパソコンサポート&コンサルティングの仕事をしているので、今まで得てきたノウハウを活かし、「ワンポイント・アドバイス講座」「ホームページ作成講座」「業務改善マニュアル」などのパソコンユーザー向けのサイトを掲載しています。

「ワンポイント・アドバイス講座」は、初心者向けの内容なので、パソコンで困った時などに検索し、多くの方に見ていただいています。私自身の仕事紹介ページよりずっと多くのアクセスがあるのです。

その結果、「パソコン コンサルティング」というキーワードで検索すると、1番最初に表示されます。これは、パソコンユーザーのために掲載した「ワンポイント・アドバイス」がユーザーの役に立つサイトとグーグルが評価してくれたお陰だと感謝しています。

(参考) 「ワンポイント・アドバイス講座」 「ホームページ作成講座」 「業務改善マニュアル」


●口コミ(お客様の声)
商品販売や飲食店の場合、口コミ(掲示板)の掲載も有効です。また、実際にいただいた質問を「Q&A」形式で掲載したり、お客様からいただいたご意見・感想を「お客様の声」として紹介するのも良いでしょう。

商品の購入を検討している人にとって、実際に使用している人の意見・感想は購入を決定する上で役立ちます。また、良い評価をもらえるよう提供者側も努力するでしょう。お客様の声は改善のきっかけにもなるので大切にしたいものですね。
●ブログの利用
ホームページを開設しただけでは、なかなか閲覧してもらうことはできません。そこでブログと連携する方法をご紹介します。ホームページには、会社情報、商品情報、スタッフ情報なと固定的な情報を掲載し、時々で紹介したいトピックスは、ブログで掲載する方法があります。

ブログは気軽に投稿できるので、ユーザーに役立つ情報をこまめにブログで投稿するのです。ブログを投稿すると様々なサイトにタイトルが配信され、アクセスが増えます。ターゲットとなる人が興味を持つようなタイトルのブログを投稿することで、興味のある人を集めることができ、そこから自社のサイトへ誘導することもできます。


検索エンジン(グーグル)は、ユーザーの役に立つ良質なページ、内部SEOを施して検索ロボットに分かり易いページを検索結果の上位に表示します。自社商品やサービスの宣伝以外に、ユーザーのためになるページを掲載することをお勧めします。




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