在宅介護がスタート

4月21日(金)、リハビリ病院を退院の日、福祉タクシーに来てもらい、母を車イスに乗せたまま家に帰ってきました。久しぶりの外出です。母は車の窓から外の景色を眺め、様々な反応を示していました。

家に着くと、運転手さんは慣れた様子で母が乗った車イスを押し、スロープの上を通り家の中に入れてくれました。これで無事帰宅完了です!

リビングに急きょ介護用電動ベッドを入れ、ソファーを壁際に寄せて母の部屋を作りました。玄関が狭く車イスは通らないので、リビングの出入りできる窓から外へ長いスロープをかけ、車椅子を入れることにしました。

そしてまず最初に、我が家の休日の習慣であるコーヒータイムを過ごしました。母の好きなコーヒーを淹れ、母は嬉しそうにコーヒーを飲み、その姿に私たちも嬉しい気持ちになりました。

しかしながら、自宅で一緒に暮らしていた2ヶ月前までは、「要介護1」で普通に生活できていた母が、再び自宅に戻った時は「要介護5」の状態です。介護の知識もなく、介助行為にも慣れない私たち家族にとって、自宅介護は大変なことでした。

●車イスとベッドの移動
●排泄介助
●褥瘡の手当
●食事の介助

母も介助されることに慣れず、思うように身を任せてくれません。抵抗することもあります。情けない話ですが、車イスからベッドに、ベッドから車イスに移ることすら自分たちでは満足にできず、ヘルパーさんに頼る状態でした。

私は You Tubeで、車イスの移乗の映像を何度も見てチャレンジしますが、なかなかうまく出来ません。
介護教室があったら通いたい気持ちでした。

在宅介護1日目は、午後からヘルパーさんとケアマネージャーさんが来てくださり、排泄介助と車イスからベッドへの移乗をお願いし、今後の介護相談をしました。

こうして在宅介護は始まりました。

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