1ヶ月余りの入院で、歩行、食事、排泄が自分でできなくなり、リハビリ病院に転院した母を、自宅に連れ帰りました。
急な決断で、急遽受け入れ体制を作り、ケアマネージャーさん、ヘルパーさんなど皆さんの力を借りて精一杯介護しましたが、6日目の夜に高熱を出し、為すすべもなく、救急車を呼んでしまいました。
あえなく在宅介護は6日間で終わってしまったのです。
尿路感染症が再発して高熱を出したようで、今回は家からも近いJRの隣駅にある総合病院に緊急入院しました。
その日は初めて訪問入浴をした日でした。
食事もほとんど食べず、機嫌も悪く、すねているのかと思いましたが、具合が悪かったのですね。もっと早く気付いてあげれば良かったと思います。
姉と妹は母について救急車で病院に行きましたが、私は自宅に残り、次の日に訪問を予定していた介護サービスにキャンセルの電話を入れました。
●訪問介護ステーション(ヘルパー派遣)
●訪問看護ステーション(看護師派遣)
訪問サービスは当日キャンセルすると料金が発生しますが、前日の夜でも留守電に用件を録音しておけば、料金は発生しないのです。
そして改めて翌日の朝に電話で事情を説明し、ケアマネージャーさんにも連絡しました。
高齢者が長期入院すると、寝たきりになるという話は聞いていましたが、実際に直面して愕然としました。自宅で介護できなければ、介護施設を検討しなければなりませんが、慌てて探してもすぐに入所できるわけではありません。
親の介護が必要になったら、考えておかなければならない事があります。
自宅で介護するか、介護施設で介護するか。
公的介護施設は審査があり、順番待ちも多く、すぐには入れない。
有料施設にはどんなところがあるか。
私たち家族は、それらのことに真剣に向き合うことになりました。