医院が経営しているデイケアセンターの「通所リハビリテーション」を5年間利用していました。
日帰りで通い、食事や入浴などの日常生活の介助や理学療法士によるリハビリテーションを受け、歌やゲームなどのリクリエーションで楽しく過ごしていました。
中には集団行動が苦手で通所リハビリを嫌がる方がいると聞きますが、母は人と接することが好きで誰とでも話ができるので、楽しんでいたと思います。
その日の体温・血圧などのバイタルチェック、1日の行動内容を記録したレポートを毎日持ち帰り、連絡事項も双方で活用できる体制が整っていました。
塗り絵や折り紙など作品を持ち帰り、微笑ましく思うのですが、母に聞くと何も覚えていません。
最初は様子見で、週2日通っていましたが、慣れてきたら週3日と増え、最終的には週4日通っていました。 途中からは週2回の入浴サービスも受けていました。
家族が全員外出してしまった時、母一人家に残すことは心配なので、デイケアは本当に助かっていました。
デイケアが休みの日は、なるべく家に居るようにしていましたが、私が2階で仕事をしていると、階段の下で壁を叩いて「誰かいる?」と何度も呼ぶのです。居ることを説明するのですが、また少しすると同じように階下で呼びます。
一人では不安なのでしょう。家に居る時は、母のそばで何でもするようにしていました。
介護する上で、ぜひ「通所リハビリテーション」の利用をお勧めします。 私の場合、娘3人で母を介護し、デイケアに週4日通っていたので、負担はあまり大きくありませんでしたが、ひとりで介護していた友人は、2週間ほどのショートステイ(短期入所)をよく利用していたと言っていました。
介護する人は無理せず、「デイケア」「ショートステイ」を上手く利用してほしいと思います。